歯周病

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科の歯周病治療

    歯周病とは、歯を支えている骨や歯肉などの歯周組織に起こる病気で、歯周病の主な原因は、お口の中にいる細菌です。

    歯磨きがしっかり出来ていないと、歯の周囲にプラ-ク(歯垢)が付きます。プラーク中には億単位の細菌がいて細菌が出す毒素によって周囲の歯肉が炎症を起こします。

    この炎症をそのまま放置しておくと、歯を支えている骨が溶けて少なくなり、歯がぐらぐら動くようになって噛むことが出来なくなってしまいます。

     

    当院での歯周病治療

    ブラッシング指導

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科のブラッシング指導

    ブラッシング指導とは、歯磨きのやり方の指導のことです。

    歯磨きのやり方なんて、教えてもらわなくても解ってるよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、ご自身ではちゃんと磨いているつもりでも、プラークを落としきれていないケースがとても多いでのす。

    また、歯並びや歯の状態は年齢を重ねると共に変化してきますので、その時その時のご自身のお口の状態にあったブラッシング方法をマスターする必要があります。

    当院では、患者さまのお口の中の状態や、磨き方の癖なども考慮しながら、丁寧に指導させていただいております。

     

    スケーリング&ルートプレーニング

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科の歯周病治療

    スケーリングとは、歯に付着しているプラークやこびりついた歯石を、スケーラーという専用の器具で除去することです。

    歯石は、時間が経てば経つほど硬くなり、ブラッシングではなかなか取ることができません。そのため、プロの手によるケアが必要となります。

    また、スケーリングの後はルートプレーニングを行い、歯の根の表面をツルツルになるように磨いていきます。こうすることで、歯の表面にプラークが付きにくくなります。

    軽度~中等度の歯周病であれば、ご家庭でのブラッシングと歯科医院でのスケーリング&ルートプレーニングをしっかりと行うことにより、ほとんどの症状は改善が可能です。

     

    歯周外科治療(フラップ手術)

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科の歯周病治療

    歯周病が進行し歯周ポケットが深くなってしまうと、スケーリングやルートプレーニングでは歯周ポケットの奥深くまで入り込んでしまった汚れや歯石を除去することが非常に困難になります。

    そのような場合には、歯ぐきの側面から歯ぐきを切り開き、歯根近くにある汚れを直視下で除去するためのフラップ手術が有効になります。

    スケーリングやルートプレーニングの場合とことなり、直接目で汚れを確認しながら除去していくことができるため、歯石や細菌を徹底亭に取り除くことができるのがメリットですが、その反面、外科手術を伴う処置のため、患者さまのご負担は大きくなってしまう傾向にあります。

    また、症状によっては適用できないケースもありますので、担当の歯科医師とよく相談されることをおススメします。

     

    再生療法

    歯周病で溶けてしまった骨は基本的には元に戻すことができないため、今までは歯周病により顎の骨が溶かされてしまうと、その骨に支えられている歯は抜くしかないという状況にありました。
    ですが、現在では歯科医学の進歩により、いくつかの方法で骨の再生が可能となりました。

     

    リグロス(保険適用)

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科でリグロス

    リグロス(一般名:トラフェルミン)とは、骨の再生を促す成長因子を成分とした世界初の歯周組織再生医薬品です。

    2017年4月から保険適用での治療が認められた薬剤で、進行してしまった歯周病でも歯を抜かずに治療できる可能性が高まると期待されています。

    フラップ手術により歯石や汚れをしっかりと取り除いたあと、失われてしまった骨の部分にリグロスを塗布することにより骨と歯周組織の再生を図る方法で、現在は大学病院を中心に取り扱われています。

    一般の歯科医院ではまだこの薬剤を導入している医院はほんのわずかですが、当院はいち早く診療に取り入れ、歯周病治療に活用しております。

     

    エムドゲイン(自由診療)

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科でエムドゲイン

    エムドゲインとは、豚の歯胚組織からつくられたタンパク質を主成分とする歯周組織再生材料です。

    治療方法は記リグロスとほぼ同様で、フラップ手術により歯石や汚れをしっかりと取り除いたあと、失われてしまった骨の部分にエムドゲインゲルを塗布することで骨の再生を図ります。

    エムドゲインは世界の約40ヶ国以上で使用されている安全性の高い材料で、2002年には日本でも厚生労働省の認可を受けておりますが、保険の適用が認められていないため、自由診療での治療になってしまいます。

    当院では、保険が適用されるリグロスを主におススメしておりますが、リグロスはまだ新しい治療であることから実績などのデータも不十分であるため、患者さまとよく相談しながら治療法を決定するようにしております。

     

    歯周病の予防

    福岡市東区名島の歯医者、徳永歯科こども歯科の歯周病治療

    いつまでも、ご自分の歯で健やかに楽しく過ごすためには、毎日のブラッシングでしっかりとプラークを取り除くことがとても重要です。しかしながら、どんなに上手に磨いていても、少なからず磨き残しは出てきます。

    当院ではそうしてできたバイオフィルム(歯の表面にできた強力に付着した細菌のかたまり)を、専用の器具とフッ素入りのペーストを用いて、歯の表面や歯と歯茎の境目などにいる悪い細菌を徹底的に取り除きます。

    症状にあわせて、数ヶ月から半年間隔での定期的なクリーニングを推奨しております。

    →当院の予防歯科について
    →ママと子どもの予防歯科について

     

    歯周病の進行段階と治療法

    歯肉炎 歯周ポケットの深さ:3mm以下

    歯周病

    歯茎だけに炎症が起きている状態です。
    歯周ポケットにたまったプラークの中に潜んでいる歯周病菌によって、歯茎に炎症が起こります。
    この段階ではまだ痛みなどの症状はありません。

    【主な症状】

    • 歯茎が赤く腫れ、プヨプヨした状態になる
    • ブラッシングをしたときに出血する

    【治療法】

    • ブラッシング指導
    • クリーニング

     

    軽度歯周炎 歯周ポケットの深さ:3~4mm

    歯周病

    歯茎の炎症に加え、歯を支える顎の骨が溶かされはじめます。
    歯周ポケットも深くなり、プラークや歯石が溜まりやすくなります。
    この段階でもまだ痛みはありませんが、冷たい水がしみることもあります。

    【主な症状】

    • 歯茎の腫れがひどくなる
    • ブラッシングの時に加え、食事のときにも出血することがある
    • 冷たい水がしみることがある
    • 歯を指で押すと、少し歯が動く

    【治療法】

    • ブラッシング指導
    • スケーリング&ルートプレーニング

     

    中度歯周炎 歯周ポケットの深さ:4~6mm

    歯周病

    骨への炎症が進み、歯槽骨(歯を支える骨)が歯の根の長さの約1/3~1/2まで溶けてしまっている状態です。
    歯周ポケットの中まで歯ブラシの毛先が届かなくなるためさらに汚れが溜まり、症状が進行していきやすくなります。
    また、痛みも感じるようになるので、ご自身でしっかり歯磨きを行うことが難しくなります。

    【主な症状】

    • 歯のグラつきがひどくなり、食べ物がきちんと噛めなくなる
    • 口臭が強くなる
    • 歯茎から膿が出るようになる

    【治療法】

    • ブラッシング指導
    • スケーリング&ルートプレーニング
    • 歯周外科治療

     

    重度歯周炎 歯周ポケットの深さ:6mm以上

    歯周病

    歯槽骨(歯を支える骨)が歯の根の長さの1/2以下まで溶けてしまっている状態です。
    ここまで進行してしまうと完治が難しくなり、また治療期間も1年以上かかってしまう場合がほとんどです。
    歯や骨の状態によっては抜歯も検討しなくてはいけなくなります。

    【主な症状】

    • 歯茎からの出血が増える
    • 歯周ポケットから膿が出る
    • 口臭が強くなる
    • 堅い物をかむと痛みがある
    • 歯茎が痩せて歯が長くなったように見える

    【治療法】

    • ブラッシング指導
    • スケーリング&ルートプレーニング
    • 歯周外科治療
    • 再生療法

     

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